【2026年】エイプリルフール企業投稿37選|トレンドデータから読み解くモーメント投稿戦略とは?


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4月1日のエイプリルフールは、𝕏(旧Twitter)で年間最大級の盛り上がりを見せる重要なモーメントです。

本記事では、2026年の最新事例を振り返りながら、企業がこの日に投稿する意義や最新のトレンドデータを分析します。

企業がエイプリルフール投稿を実施するメリット

企業がエイプリルフール投稿を実施することで、単なるインプレッション獲得を超え、戦略的に活用することで以下のようなマーケティング効果が期待できます。

親近感の醸成 :遊び心を見せることでブランドの人間味を伝え、ファンとの距離を縮めます。
ニーズの把握 :冗談に対するユーザーの反応から、ユーザーが本当に求めている商品やサービスのヒントを得られます。
拡散と認知向上:話を生む投稿でSNSのアルゴリズムを刺激し、新規ユーザーまで情報を届けます。

トレンドデータから見る「エイプリルフール」

では、2026年の「エイプリルフール」が実際にどれほどの盛り上がりを見せていたのか、トレンドデータから分析してみましょう。

「エイプリルフール」トレンドランキング

次のグラフは、「エイプリルフール」というワードの時間別トレンド推移です。

このデータから以下の2点が読み解けます。

盛り上がりの起点は「48時間前」

注目すべきは、当日だけでなく3月30日の夕方から既に動きがあった点です。30日には、VTuber・叶(かなえ)さんの企画に関連した「#かなエイプリルフール」というハッシュタグがトレンド入りを果たしました。こうしたコミュニティ主導の話題が先行したことも影響したため、2日前からエイプリルフールというキーワードがじわじわとトレンド入りする結果となりました。

1,570分間(約26時間)にわたるトレンド1位独占

今回のデータで最も特筆すべきは、合計1,570分間(約26時間)もの間、トレンド1位の座を独占し続けたことです。 具体的には、3月31日の正午から4月1日の18:00まで、途切れることなくトップを走り続けました。前日の昼段階から企業投稿が増加したほか、ユーザーの間でも「明日はエイプリルフールだ」という意識が強まったことで、当日の夕方まで高い熱量が維持される形となりました。

では、実際に、どのような投稿がされていたのか具体事例を見ていきましょう。

2026年企業投稿事例7選【前日編】

あえて「何もしない」宣言

熊本タクシー株式会社|@kumamototaxi
安全第一の業態に絡め「嘘をつかない=信頼」を逆説的にブランディングし、誠実さを訴求しました。

Key開発室|@key_official
「何もしないとはいえ、何かあるはず」というファンの心理を突き、前日からブランドへの注目度を高めることに成功しています。

「素材提供・前夜祭」での巻き込み

セガ公式アカウント|@SEGA_OFFICIAL
他社やユーザーも使えるフリー素材を配布。「明日みんなで盛り上がろう」というプラットフォーム的な立ち回りで、ハブとしての存在感を示しました。

【公式】ミツカン|@mizkan_official
過去の傑作を振り返り、かつ、当時の嘘が実際に商品化した実績をアピールしています。

CHOYA (チョーヤ梅酒)🟢✨|@CHOYAofficial
過去の傑作を振り返ることで、新規フォロワーに自社のユーモアのセンスを伝え、翌日の投稿への期待値を最大化させています。

「前日だから本当のことを言う」ギャップ

ロッテ クーリッシュ【公式】|@lotte_coolish
嘘が溢れる当日を避け、あえて前日に実話を投稿し、タイムラインが埋もれる前に確実なインパクトを残しています。

ドムドムハンバーガー|@domdom_pr
嘘のような商品を期間限定で本当に販売しています。

2026年企業投稿事例28選【当日編】

【王道編】架空のプロダクト・コラボで驚かせる事例7選

コメダ珈琲店|@KomedaOfficial
看板メニューの「焼きたてトースト」をフレグランス商品化するという不条理なアイデアが秀逸ですね!
お腹が空く副作用という自虐ネタでブランドらしさを保ちつつ、シェアを誘う好事例です。

ドミノ・ピザ|@dominos_JP
日本で熱いトレカ文化を絡め、「激レア」「プレ値が付くかも?」の自虐ネタでブランドの遊び心を爆発させ、シェアを自然に誘う好事例となっています。

三幸製菓|@sankoseika
人気おせんべい「雪の宿」をふわふわ寝具(クッション・まくら・ベッド)に商品化したネタ投稿です。
「甘じょっぱい夢をお約束」「かじりたくなる」というお菓子らしさを活かした自虐ネタで、親しみやすい好事例となっています。

ガーナチョコレート🍫公式|@ghana_recipe
「お口の恋人」を「お鼻の恋人」にひっかけた香り付きティッシュという商品アイデアを投稿しました。
チョコの美味しそうな香りを日常必需品に落とし込み、「本当にあったら欲しい!」とリポストを呼びかけました。

牛乳石鹸公式|@cowsoapcp
牛乳石鹸では、定番の「赤箱」を通常の約28倍サイズに巨大化させました。
「一生分洗えます」という実用的なユーモアを添え、日常の定番アイテムを楽しく誇張することでファンとの距離を縮め、自然にバズを呼ぶ事例です。

プッチンプリン【公式】|@glico_PPPR
サンリオの人気キャラクター「ポムポムプリン」とのコラボを装い、ありそうでなかった絶妙なラインを突くことで、リプライ欄での盛り上がりを誘発しています。

お茶犬【公式】|@ochakenofficial
お茶犬公式のエイプリルフール投稿は、いつもの「ほっ」と癒される世界観に「アフロ犬」とのレトロかわいいタッグを加えたビジュアルがポイントです。

【トレンド編】流行やネットミームで親近感を出す事例9選

ステラおばさんのクッキー公式|@auntstella_jp
アクスタ文化という「推し活層」の共通言語を採用。特定の熱量高いコミュニティに深く刺さり、UGCを生む事例となっています。

東京ドームシティ【公式】|@TokyoDomeCity_
面積の定番表現「東京ドーム何個分」を廃止し、代わりにアクスタを新単位とする大胆な置き換えが面白いですね!
日常的に使われる単位ネタをオタク文化に絡めて自らからかい、親近感を呼びながら「なるほど!」と笑える拡散力を発揮した好事例となっています。

味の素パーク|@AJINOMOTOPARK
シール交換の流行りに絡めて、投稿を作成。「どれが欲しい?交換してください」とファン参加を促す呼びかけで、コメントや交流を自然に生むインタラクティブな好事例となっています。

資さんうどん【公式】◥█̆̈◤∥|@sukesan1976
資さんうどんでも、シール交換の流行りに絡めて、投稿を作成しています。限定枚数や店舗片隅販売などの細かい設定で本物らしさを演出し、ファンに「欲しい!」という所有欲をくすぐって自然に会話と拡散を呼び込む巧みな事例です。

リラックマごゆるりサイト公式|@rilakkuma_gyr
リラックマごゆるりサイト公式では、「笹食ってる場合じゃねえ」というネットミームを活用し、普段リラックスしているキャラクターとのギャップを訴求し、話題を呼びました。

チャイロイコグマ【公式】|@Chairoikoguma_5
チャイロイコグマのアカウントでは、ネットミームとなったタレント「アンミカ」さんの『白って200色あんねん』というセリフを活用し、いろいろな色のチャイロイコグマを表現し、話題化させました。

ブルボン(BOURBON)【公式】|@Bourbon_JP
人気商品アルフォートを、「アル」の反対で「ナイ」フォートに変えた新商品発表が秀逸です。
だじゃれを使用し、ファンに驚きと笑いを届け、リポストを自然に呼び込んで話題を広げる上手い仕掛けとなっています。

サブウェイ|@subwayjp
「サンドウィッチ」の「サンド」と「サウンド」を文字って、「音を楽しむ新感覚サンド『サウンドイッチ』」に変身させて投稿しました。
クスッとさせるビジュアルで会話と拡散を自然に引き出す巧みな事例です。

【 讃岐 】はなまるうどん|@hanamaru_udon
看板メニューの「かけうどん」を「かっけぇうどん」に変えた語呂合わせと、巨大マンガ肉を大胆にトッピングしたビジュアルと一緒に投稿しました。
価格を「小4月1日」「大2026年」と日付ネタで遊ぶ細やかな工夫でファンに驚きと笑いを届け、自然にコメントやリポストを呼び込む好事例となっています。

【新機軸編】嘘か真か?変わり種事例7選

あすけん公式|@askenjp
いつも優しいAIアドバイザー「未来さん」に「超スパルタモード」を追加するという設定変更がユニークです。
サービスの世界観を逆手に取ったユーモアでファンとの交流を活発にし、自然に拡散を生む好事例となっています。

きの山さん|@kinoko_meiji
長年のファン対立「きのこVSたけのこ」を劇場版映画としてぶち上げた設定が話題となりました。

不二家【公式】|@fujiya_jp
看板マスコット「ペコちゃん」を主人公にした本格的な映画予告編風投稿を実施しました。
「お菓子の国」を舞台にした可愛らしい冒険ストーリーと高クオリティ映像でファンの「本気で見たい!」という気持ちを刺激し、ノスタルジーと夢を呼び起こして自然にバズを生む好事例となっています。

亀田製菓【公式】|@Kameda_JP
亀田製菓のアカウントでは、ハイハインの大人バージョンとして「カイシャイン」という新商品のような嘘発表を行い、4月1日が新社会人が入社するタイミングでもあるという切り口で話題となりました。

陸上自衛隊 青野原駐屯地|@AONOGAHARA_PR
陸上自衛隊 青野原駐屯地のアカウントでは、春になると苦しむ人が多い花粉のモーメントに絡めて、花粉を一掃できるミサイルシステムを紹介し、ユーザーの共感を呼びました。

ドリフトスピリッツ公式|@drispi_info
ドリフトスピリッツ公式では、エイプリルフールと見せかけて本当に実施するコラボの宣伝を実施しました。

ファッションセンターしまむら|@shimamura_gr
ファッションセンターしまむらアカウントでは、リアルすぎて実はボツとなったという旨でエイプリルフール投稿案を公開し、話題となりました。

【ユーザー参加・対話編】反応を誘う事例5選

ローソン|@akiko_lawson
看板商品「からあげクン」を題材に3択クイズを出して「どれが嘘?」とファンに直接問いかけて投稿しました。ブランドの裏設定や販売実績を絡めた親しみやすいネタでコメント欄を大いに盛り上げ、自然と会話とリポストを呼び込む好事例となっています。

アベイル@しまむらグループ|@gravail
ローソン同様に、クイズ形式でエイプリルフール投稿を実施しています。「自分でもわからなくなりました」と発信することで、ユーザーの回答意欲を高めています。

モスバーガー|@mos_burger
エイプリルフールのネタ切れをあえて「本当のこと」として投稿することで、ユーザーの発話を誘発しました。

きかんしゃトーマス【公式】|@ThomasNo1_JP
エイプリルフールを冷笑するかのような立場でポストし、話題化させました。

偕成社【公式】|@kaiseisha_PR
キャラクター「ノンタン」が嘘をつかないという宣言投稿を実施し、嘘が多くなるタイムラインをほっこりさせました。

エイプリルフール投稿をする上での注意点

エイプリルフール投稿は大きな反響が期待できる反面、一歩間違えればブランドイメージを損なうリスクも孕んでいます。投稿を作成する際には、以下の点に注意が必要です。

「誰も傷つけないこと」が大原則です。 たとえ嘘が許される日であっても、不安を煽ったり不快感を与えたりする内容は厳禁です。特に差別、病気、災害、事件、政治に関連するネタは避けなければなりません。理想的なのは、見た瞬間に嘘だと分かり、誰もが笑顔になれるポジティブな内容です。

また、ユーザーを過度に混乱させるのはマナー違反であり、不信感に繋がりかねません。投稿内にハッシュタグ「#エイプリルフール」を添えることはもちろん、リプライ欄やツリー投稿など適切なタイミングで「ネタバラシ」を行うことが重要です。

ロッテ 雪見だいふく|@yukimi_lotte
ロッテ 雪見だいふくのアカウントでは、存在しない新商品を嘘として投稿し、ポストの末尾に注釈を入れ誤認を防いでいます。

特に2026年は、生成AIを活用した高精度な画像が増加しました。極めて写実的な画像は、誤認を生み問い合わせが殺到するなどの実害を招く恐れがあります。画像内に「※画像はイメージです」といった注釈を入れ、情報の透明性を保つ配慮がこれまで以上に求められています。

しゃぶ葉【公式】|@syabuyou_PR
しゃぶ葉【公式】アカウントでは、配膳ロボが新幹線と同じぐらいのスピードで走れるという嘘を画像で表現しており、ユーザーの誤認を防ぐために「※画像はイメージです」という注釈を入れています。

トレンドの分析は「Belugaスタジオ」で!

こうした𝕏(旧Twitter)上のトレンド分析は、投稿管理ツール「Belugaスタジオ」ですべて実現可能です!

Belugaスタジオでは、特定のトレンドキーワードの発生推移を追う「トレンド検索」や、特定のキーワードが含まれるポストを抽出する「タイムライン検索」など、アカウント運用者の皆さまの分析作業をサポートする機能を備えています。

・キーワードは何時間トレンド入りしていたか
・競合他社や市場全体の盛り上がりはどうだったか

こうした事後分析を定量的に行うことで、次回の施策をより精度高く、戦略的に立案できるようになります。分析手法やツールに関する詳細は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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まとめ

いかがでしたでしょうか。

2026年のエイプリルフールを振り返ると、生成AIを駆使した高精度なクリエイティブが主流となる一方で、ブランドの人間味を感じさせるネタも依然として投稿されていることが分かりました。

また、トレンドデータが示す通り、盛り上がりは当日だけでなく数日前から始まっています。この大きな波を捉え、適切なタイミングで「誰もが楽しめる嘘」を提供することが、𝕏というプラットフォームで愛される企業アカウントになるための鍵となります。

投稿して終わりではなく、データに基づいた振り返りを行い、自社ならではのファンとのコミュニケーションを深めていきましょう。