【トップ対談】「攻め」の組織へ。今、変革に挑む理由をトップが語る。

2026.06.23

2008年の創業以来、ユニークビジョンは高い技術力を背景にX・LINE両社の公式パートナーという国内唯一のポジションを築き、大手クライアントからの引き合いを中心に成長を遂げてきました。

しかし19年目を迎えた現在、更なる事業拡大を目指した拡大フェーズへと移行し、「攻めの組織」づくりと採用の強化を進めています。

なぜ今、この変革に挑むのか。これからの組織に求めるものは何なのか。代表の白圡とCOOの菊池にこれまでの歩みを振り返りつつ、未来に向けた想いを聞きました。

--最近、組織拡大や採用にかなり力を入れられています。この背景にはどのような思いがあるのでしょうか?

菊池: 今、目の前に大きなチャンスがあると感じているからです。これまではX(旧Twitter)のインスタントウィンを中心に成長してきましたが、今はそれ以外でも豊かなブランド体験を生み出す多様なソリューションや、LINEを活用したLTV(顧客生涯価値)向上の仕組みが育っています。企業から求められる役割が格段に大きくなっている今、この初めての急拡大期を支え、牽引していくために組織を強化したいと考えています。

白圡: このままではジリジリとした成長にとどまってしまうという危機感と、ぐっと成長曲線を上げていくぞという思いからです。成長曲線を一気に引き上げるためには、優秀な人材が必要不可欠です。これからは部分的なニーズに応えるだけでなく、私たちが持つ幅広い価値を提案していきたい。そのために、未来への投資となる「第二領域」やお客様との深い関係構築にしっかり取り組める攻めの体制を、今全力で作っています。

受託開発の裏で進めた、自社事業の第一歩

--組織を大きくして、攻めの姿勢に転じるわけですね。ここからは過去を振り返って行きたいのですが、まずお二人の出会いも含めて、ユニークビジョンのルーツについて教えていただけますか? 

白圡: 僕と菊池はもともとフューチャーアーキテクトに新卒の同期として入社しました。その後、一度は別々の道を歩んだ時期もありましたが、2008年に一緒にユニークビジョンを立ち上げました。最初は教育事業をやりたくて企画を練ったのですが、まったくうまくいかなかった。それで、まずは自分たちが得意としていたIT領域でのコンサルティングや受託開発をメインにすることにしたんです。

菊池: ただ、僕たちはずっと受託をやっていくつもりはなくて、何か自社プロダクトを持ちたい、と思っていました。だけど何か1つに絞るのって、怖いんですよね。生み出すことでもあるけれど、他の可能性を消すことでもあるから、なかなか決めきれずにいました。

そんなある時、白圡から突然電話がかかってきて「ソーシャルメディアやるわ」と言われたんです。当時は「ソーシャルメディア」という言葉が出始めた黎明期で、Facebookが日本に上陸して、企業がTwitterを使い始めたくらいの時期でした。まさか新しいプラットフォームを作るのか?と思って後日改めて詳細を聞いたら、既存のソーシャルメディアのAPIを使ったサービスだと。

白圡: そう。僕がTwitterを見ていた時に「流行っているキーワードをグラフで可視化しよう」と思ったんだよね。それを作った後に、投稿管理機能をつけよう!となったのですが、そうすると海外製の既存プロダクトに似てきてしまうという懸念がありました。でも話し合った結果、別の人が別の思想で作れば違うものになるということで、力を入れて開発することにしました。受託開発の仕事もうまく取れていなかったので、暇だったのもありますが(笑)ただ当時、日本では一番早かったと思います。

そういった経緯で2010年に開発を開始して、2011年にリリースしました。ソーシャルメディア上の声を聞いて来て、お客さんと仲良くなるというコンセプトから、「聴覚が良くて、コミュニケーション能力が高い」シロイルカをモチーフに「Beluga(ベルーガ)」と名付けました。(※のちに事業発展に伴いBelugaスタジオに改名)

そして2011年の3月11日、まさに震災のあの日、お客様にちょうどデモ画面をお見せしている最中に地震が発生して。当時の僕たちのオフィスは古いビルだったので、ものすごく揺れたのを今でも覚えています。実は、その時に一緒にいてデモを見てくれた方が、Belugaを購入してくださった最初のお客様なんです。

--まさに命がけのデモですね。

白圡: 命の危機を感じたときにデモを見た、一種の吊り橋効果もあったかもしれないですね(笑)

日本初のインスタントウィンで売上6倍。 受託から自社開発一本へ。

--そこから、受託開発をやめて自社開発一本に絞るまでにはどのようなステップがあったのでしょうか。

菊池: 完全に自社開発のみになったのは2018年頃ですね。そこに至るまでのターニングポイントとして外せないのが、2014年に行われた世界的なスポーツイベント。ご相談をいただいて、日本代表を応援するキャンペーンを提供したことで一気に注目度があがりました。そこからTwitter社との関係も徐々にできてきて、2年間で20件ぐらいの案件をご紹介いただきました。

そうして実績を積み上げていたところ、2016年に大手飲料メーカーさんの案件をご相談いただきました。これが、日本初のTwitterによる「インスタントウィン(即時抽選キャンペーン)」でした。

白圡: インスタントウィンが始まってからは、爆発的に売上が伸びました。受託開発もやっていた2016年から受託開発を辞めた2018年で、売り上げが6倍ですから。2016年はまだ受託開発も並行してやっていて、そちらでもある程度大きい売り上げがありましたが、やはり利益率が全然違いました。何より自社事業は機能を積み上げて品質を高めていけるので、受託はやめようということで一気に縮小していきました。そうしてLINEのキャンペーンサービスも始め、最終的に2020年には完全に自社開発のみになりました。

高品質ブランド「Beluga」の誕生

--自社事業に特化してからはどんな課題がありましたか?

菊池: 市場の急成長に伴って競争が激化し、ライバル企業がどんどん増えました。最終的には30~50社くらいが参入してきました。Belugaはそのなかでも価格が高かったのですが、敢えて価格競争には参入せずにひたすら高品質なサービスを開発することに専念しました。

白圡: 結果として、ライバル企業との住み分けができてきて、Belugaキャンペーンは「高価格だが、それに見合う高品質なブランド」という位置づけを獲得できました。そして2021年にはTwitter Marketing Partnersに、2022年にはLINE Biz Partner ProgramのTechnology Partnerにも認定していただきました。

ただ、当時僕が危機感を持っていたのは「インスタントウィンって一発屋の芸人みたいだな」ということです。

--一発屋の芸人というと、どういう意味でしょうか。

白圡: つまり「それが流行った時はすごかったけど、今は誰も思い出さない」みたいにはなりたくなかった。だから、一発屋ではなく番組に呼ばれ続けるレギュラー芸人のような存在を目指そうと思って、広告代理店との関係性強化を意識し始めました。事業を始めた当初は、振り返りや次回提案の時間をくださいとお願いしても「いや、もう終わったから大丈夫です」と断られてしまっていた。でも、この頃には結構名前も売れてきて「次もぜひお願いします」と言っていただける関係性になっていきました。

同時に、エンドクライアントである広告主とも直接会えるようになって、ブランドサミット等に出展しながら繋がりを増やしていきました。ユニークビジョンはシステムを中心に事業を展開しているので、広告代理店とタッグを組んでキャンペーン全体を実施することが大事です。ただ、その上で広告主の要望を直接聞ける機会は、課題を深く理解し、より効果的な施策を作っていくうえですごく重要なんです。

人数を増やしていく今のフェーズだからこそ、広告主・広告代理店の両者と良い関係を築き深めながら、もっと世の中を驚かせるような面白い施策を仕掛けていきたいですね。

ピンチをチャンスに。マルチプラットフォーム化と受け身の脱却

--その後、2022年末にはイーロン・ショックがありましたが、なにか影響は受けましたか?

菊池: イーロン・ショックの影響は、もちろんありました。当時、Xの事業にかなりの売上を頼っていた中で、Xでの施策を控えるお客様も出てきてしまい、業績にも少なからず影響がありました。

白圡: ただ、ピンチは常にチャンスでもあるんですよね。それまではありがたいことにXの案件で引き合いをいただくことが多かったのもあり、気づけばどっぷり受け身の姿勢になってしまっていたんです。そういう意味では、イーロン・ショックは自分たちの会社としてのあり方を見直すきっかけになりました。

菊池: もともとは「営業しない」というスタンスを掲げていたのですが、2023年の春頃には明確にそれを撤廃しました。全社会議で白圡が「営業しない、という方針をやめることにしました」と宣言し、もっと能動的に提案をしてサービスの価値を広めていく方針に切り替えました。

同時に、プラットフォームの広がりも見直しました。Xに加えてLINEのキャンペーン事業を作ったのが2018年。そこから新しい領域のプロダクトを作れていなかったので、さらにInstagramやTikTokへと幅広いプラットフォームへの対応を進めました。

白圡: 今ではXに加えてLINEの売り上げもかなり存在感を持つようになりました。お客様からも「Twitterキャンペーンのユニークビジョン」ではなく「SNSキャンペーンのユニークビジョン」だと少しずつ認識がシフトしていっていると思います。今年はX・LINEをさらに伸ばしつつ、TikTok等の新しいプロダクトをもっと成長させていくために営業組織も強化しています。

--今後はどのような展開を見据えているのでしょうか。

白圡: 今、日本社会は人口減少に直面しています。限りある人口の中では、どの企業も新規顧客を爆発的に増やすことよりも「ファンのLTVを上げること」が課題の中心になっています。長期的に顧客と繋がって、どういう購買行動をしているのか、どうしたら顧客ロイヤルティが上がっていくのかを分析し、正しい人に正しい方法でアプローチしてブランドを深く好きになってもらうことが必要不可欠になります。

菊池: なので僕たちも、クライアントのLTVをあげる仕組みを提供していく必要があります。単発キャンペーンの繰り返しではなく、もっと年間を通してブランドと生活者が繋がり続けるような持続的な仕組みを広げていく勝負をしたいと思っています。

白圡: また、1億人以上に普及しているLINEは企業にとって大事なCRM戦略の土台になっていくと思います。LINEログインだけで本人認証ができ、さらに直接コミュニケーションが取れる。僕たちはこの領域のCRMの1番手を目指しています。

具体的には、ただデータをおいておくだけの箱としてのCRMではなく、ユーザー自身が楽しんで参加し、豊かなブランド体験を生み出すコミュニティの場を作りたい。 そうすることで、ブランドに対する行動の「生のデータ」を集めて分析できるようにしたいです。

さらに、2030年には6000万人規模への拡大が見込まれるインバウンド市場も、大きなチャンスとして見ています。

“LEADERSHIP”で自律分散型組織を作る 

--その未来に向けて、現在の組織課題について教えてください。

菊池: 組織課題をひとつ挙げるなら、リーダー不足ですね。これまでは受けた仕事を品質良く作りあげることを最優先としていたので、スペシャリスト人材を中心に採用してきました。だからこそ今の高品質なサービスが実現できていますし、これからも非常に頼りにしています。ただ、組織も事業領域も広がっている今、チームを率いて個々の能力をより高められるリーダー人材が不足してしまっているのが実情です。

白圡: そうだね。組織が大きくなるにつれて、今まさにリーダーの重要性が増しています。100人以上の組織規模になっていくのは僕たちにとっても未知の領域です。つまり、僕たちもまだ「答え」を持っていない。これから起こることの多くは、初めての経験です。

だからこそ、“LEADERSHIP”がより必要になっています。僕たちの行動指針にある“LEADERSHIP”は、「言われたことをやるだけでは、プロではない」とあるように、受け身ではなく主体性の高い状態を指します。自らが高い熱量を持ちながら社内外の仲間を巻き込み、時には困難な状況でも判断を下し、成果が出るまでやり切る。

僕たちの強みである品質を高め続けられる体制を作るためにも、こういった“LEADERSHIP”を強く持っている人を社内で育てるのはもちろん、社外からもぜひ加わってほしいです。すでに完成された組織に参加するのではなく、一緒に試行錯誤しながら組織を作る難しさと面白さを楽しめる人が、今の僕たちには必要です。

菊池: 特に新しい挑戦を始める時って、勇気をもって飛び込むファーストペンギンが必要なんですよね。そうして成功事例を共有していき、皆で一気に広げていきたい。なので、未知の領域へも勇気をもって飛び込んでいける、“LEADERSHIP”をもって率先してチームを率いていける仲間に加わってほしいなと思っています。

--これから、どのような組織にしていきたいですか?

白圡:  一人ひとりが自分で考えて行動できる「自律分散型」組織です。言われたことだけをやる組織はやっぱり弱いと思うんです。例えばユニークビジョンではOKRという目標管理手法を軸にコミュニケーションを取ることが多いですが、会社の方針に対してメンバーが能動的に意見を発信し、それがボトムアップで目標に還元されていくようなバランスの取れた形が理想です。あるべき姿を会社のトップだけが考えるのではなく、各チームがあるべき姿を描いて進んでほしい。

菊池: あとは、野望がある人にもぜひ来てほしいですね。もともと僕が白圡と最初に会社を作った時「でかいことやろう」というのが合言葉だったんです。35歳で何の事業をやるかも決めずに、端から見れば恥ずかしいんですが(笑)。でもその思いが推進力になった。社会にもまれても「なんか大きいことしてみたい」とか「せっかくここまで生きてきて、すごいことをしないと勿体ないじゃん」とか、そういった野望を持ち続けられる人が僕は好きだし、尖りが取れていない人と一緒に働きたいです。

今いるメンバーへのリスペクト、そして未来の仲間たちへ

--今いるメンバーへの想いを教えてください。

白圡: 組織が大きくなっているからこそ、今いる人たちにもどんどん組織を引っ張る存在になってほしいと思っています。これまで仕事を高い品質で仕上げて実績を作ってきたからこそ取れるリーダーシップがあると思う。今までもそうしてきたように、新しい仲間と切磋琢磨しながらさらに成長速度を上げていってほしいです。ここまで会社を支えてくれた皆には、今までも感謝とリスペクトの気持ちを持っていますし、これからもものすごく期待しています。

菊池: 僕が社内のメンバーに対して伝えたいのは、これからたくさんのいい出会いががあると思うから楽しみに待っていてね、ということ。いい仲間がたくさん増えると思うので、本当に楽しみにしていてほしいです!

--それでは最後に、未来の仲間へのメッセージをお願いします。

菊池: 「ソーシャルメディアという世界の中で圧倒的日本一を作り出す」このビジョンに共感してくれる人と一緒に働きたいです。社内のメンバーも、すごくいい人がたくさん集まっているから、新しく入ってくる人も楽しみに全力で飛び込んできてほしいですね。みんなで待っています。

白圡: 「この人たちと一緒にやったら、何かすごいことができそう」というワクワクを一緒に形にしたいですね。

僕たちは「技術格差を解く、潜在能力を放つ」というミッションを掲げています。社内には技術力の高いメンバーがたくさん集まっています。今の時代、世の中を動かしているのは技術です。どんな想いやアイディアがあっても、技術力がなければ何もできません。ただ、技術力は貴重です。どの企業も持っているものではありません。その貴重な技術力をどう使うのかが非常に重要です。我々は、ユニークビジョンの技術力で、個人や組織の可能性が拡がるようなサービスを作り続けて行きます。

技術で世の中を変えたい、ビジネスを動かしたいと思っているビジネスパーソンや、高い技術力を持った環境に身を置いてチャレンジしたいと思っているエンジニア。そういう熱い思いを持った人は、ぜひジョインしてほしいです。

あと、今はソーシャルメディア事業がメインですが、それ以外の事業にもどんどんチャレンジしていきます。「技術があれば自分の、そしてチームの可能性が広がる」と信じられる人に、ぜひ入ってきてほしいです。

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ユニークビジョンでは、共に「圧倒的日本一」という高い壁に挑み、組織を一緒に作っていく仲間を募集しています。この未知のフェーズを面白そうと感じてくださったあなたと一緒に、これからのユニークビジョンを作っていきたいと考えています。

私たちのカルチャーや制度、各職種の働き方については、ぜひ以下の記事もあわせてご覧ください。

みなさまからのご応募、心よりお待ちしております!

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