「Belpo(ベルポ)」とは、共に働くメンバーへ感謝の気持ちを贈り合う、ユニークビジョン独自の文化です。自社サービス「Beluga(ベルーガ)」にちなんで名付けられたこの制度は、単なる福利厚生ではなく、私たちの成長を支える重要な基盤となっています。
当社には敢えて高い目標をおいてそれを達成することを楽しむ文化がありますが、その達成に向かって挑み続けるために不可欠なのが、対話・フィードバック・承認からなるCFRというコミュニケーションの仕組みです。今回は、その「承認(Recognition)」を具体的かつ日常的な形に落とし込んだBelpoについてご紹介します。
Belpoに込めた3つの想い
Belpoは、社員自らが組織課題を解決するために立ち上げる「ワーキンググループ」の活動から生まれた制度です。
当時は、全社的な表彰制度はあるものの、現場に溢れる小さな貢献や感謝に光が当たりにくいという課題がありました。それに対し、コミュニケーションワーキンググループのメンバーが主体となって取り組み、今では会社の文化として社員全体に根付いています。
そんなBelpoですが、この制度の目的は3つあります。
日常の貢献にスポットライトを当てる
ユニークビジョンには年末にMVPや技術賞などの年間表彰を行う制度がありますが、受賞者は数名のみです。しかし社内には先頭に立って大きく目立つわけではなくとも、組織に良い影響を生む行動をしている人が多数存在します。
Belpoは、こうした日常の貢献にスポットライトを当てることで、より多くのメンバーが称賛を受け、貢献を評価される機会を増やすための仕組みです。日々の価値ある行動を逃さず可視化することで、公平で納得感のある評価を実現しています。
ヒトではなく、コトに向かう信頼関係を築く
私たちは「ヒトではなく、コトに向かう」という姿勢を大切にしています。
「ヒト」にフォーカスしすぎて本来言うべきことを遠慮するのは、プロとして本末転倒です。アイデアを良くするための反対意見やリスク指摘は人格攻撃ではありません。
日頃からBelpoを通じてリスペクトしあえる関係性を築いているからこそ、事業の成功に向かって、厳しいフィードバックも建設的に受け止め、激しい議論を交わせる。そんな強いチームになることができると考えています。
自律性の醸成
他者の貢献を能動的にキャッチするという視点は、自分と周囲の関係を客観視する契機になり、次第に組織やプロダクトを良くするために、今自分に何ができるかを自律的に考える姿勢へと繋がります。
Belpoは、周囲への貢献を自ら見出し、実行に移すためのきっかけです。この積み重ねが、プロダクトの改善や顧客への付加価値に対する強い当事者意識を育む原動力となっています。
コンディションも感謝も見える化
Belpoは社員がSlackで毎日提出する「日報」の項目として組み込まれています。日々の振り返りというルーチンの中で自然に仲間を称えられるのが特徴です。
また、ユニークビジョンの日報には業務の進捗報告だけでなく、個人のコンディションを把握するためのユニークな項目が用意されています。
気分と体調
その日の心身の状態を5段階の絵文字から選ぶ項目です。各チームのリーダーにその時の気分と体調を、直感的に共有できます。
忙しさレベル
自身の業務の忙しさのレベルを数値化して記入します。相対的な忙しさだけでなく、本人の主観的な負荷感も可視化できる仕組みです。具体的な活動内容や補足の共有は下の欄に別途記載します。
Belpo
その日、最も感謝を伝えたい相手にBelpoを贈ることができます。「案件対応助かりました!」や「レビューありがとうございました!」といったポジティブなフィードバックを日常的にメンバー同士で伝え合っています。
こうして日報に綴られた感謝の言葉は、リアルタイムでSlackの専用チャンネルへも共有されます。誰かが誰かに感謝している光景が常に可視化されていること。 この称賛のオープン化こそが組織の心理的安全性を高め、妥協のない「OPEN&FLAT」な議論、そして挑戦を支える土壌となっています。
毎月の表彰で承認と称賛を文化に
Belpoは日々贈り合うだけでなく、獲得数が多いメンバーを毎月発表・表彰しています。純粋なBelpoの獲得数ランキングも公開されますが、表彰における評価基準は、「前月からの獲得増加数」を対象としています。
これにより、特定のメンバーに固定されず、その月に良い影響を与えたメンバーや入社したばかりのメンバーなど、組織に貢献した誰もがスポットライトを浴びるチャンスがあります。
評価の仕組み
月間増加数1位に輝いたメンバーは、賞金獲得へのサイコロチャンスに挑戦できます。
賞金の額=「獲得したBelpo数」×「自分が贈ったBelpo数」×「サイコロの目」
という独自の方式で決定します。
ここでのポイントは、自分が贈った感謝も評価に含まれる点です。受け身でいるだけでなく、仲間の良いところを見つけ、アウトプットする行動そのものを高く評価しています。
上位入賞者には「Belugaくん」の特製アクリルスタンドが贈られます。デスクに並べたくなるサイズ感で、メンバーのひそかなモチベーションにもなっています。
純粋な獲得数ランキングでも1位となり二冠を達成した場合は獲得賞金が2倍になります。飛躍的な結果を残した人には相応の評価をする仕組みです。
そして、年間で最も多くのBelpoを獲得したメンバーは「King Of Belpo」として年間表彰で表彰されます。こちらもサイコロでインセンティブの金額は決定しますが、月間よりもさらに豪華な計算式になっています。
まとめ
Belpoは、自主的に行動し組織に良い影響を与える人が正しく評価される、「OPEN&FLAT」と「LEADERSHIP」を体現する文化の一つです。
日々の感謝や称賛を可視化することで、メンバー同士がリスペクトを持って意見を交わし、より高い目標に挑戦し続けられる環境を支えています。