イベントレポート:第49回 UV Study [Rust LT会 ~新米Rustaceanたちへ~]

2024年5月14日(火)に開催しました、第49回 UV Study [Rust LT会 ~新米Rustaceanたちへ~]のイベントレポートをお届けします。 UV Study とは、2020年1月から継続して開催している、当社が主催する技術勉強会です。 現在は月1回のペースで、主にLT会をオフライン・オンライン両軸で開催しています。 毎回技術テーマを設定しているため、オフライン参加では同じ分野に興味を持つエンジニアとの交流の場としてもご活用いただけます。 今回は新米Rustaceanたちへと題して、これから Rust を学んでいこうという方々へ向けて、5名の方にご登壇いただきました。

RustでAWS Lambda functionをいい感じに書く

Finatextホールディングスの@taiki45様から、AWS Lambda を Rust で実装する際におすすめのデザインパターンをご紹介いただきました。 AWS Lambda はその手軽さから、学習や趣味のための個人開発や実務における開発でも使われることの多い FaaS です。 テスト・動作確認を手軽に行う方法やLambdaランタイムに依存させない書き方の解説、さらにはご自身で執筆されたLambdaランタイムの仕組みの解説ブログまで、 Rust を書き始めた初心者からある程度書きなれた中級者以上でも学びの多い登壇でした。

■これからRustを勉強したいエンジニアにおすすめしたい参考書や教材を紹介します

PharmaX株式会社のTomoyuki Kato様から、初学者が Rust を学習するケースを題材に、新しい言語の学習方法をご自身の経験も交えて解説していただきました。 ケーススタディの中では書籍やウェブページだけではなく短い時間で視聴できる動画教材を紹介していただき、参加者は自身のフェーズや学習スタイルに合った教材と出会うヒントが得られました。

プリントデバッグを失敗させないテクニック

株式会社estieのmatsu7874様から、新しい言語で開発をする際に必須の技術「プリントデバッグ」について、 Rust における手法を網羅的に解説していただきました。基本的なマクロの紹介や必要な trait の知識だけではなく、 cargo test やビルドスクリプト実行時といった特殊な状況におけるプリントデバッグの技法についても解説いただきました。 最後にお伝えいただいた『それぞれの細かな方法を覚えていることが重要なのではなく、「やり方がある」ということを知っていることが大切である』というメッセージはプリントデバッグに留まらない普遍的なもので、初心者にとって大きな学びになったことと思います。

■Rustのお勧め勉強法

まだ中学生ながら Rust の学習に励んでいるという梶塚太智様からは、ご自身が実践する勉強法と大事にしている心構えについてご紹介いただきました。 さらに Rust を勉強することで見えてくる景色について、お話いただきました。

■axum入門

当社エンジニアの青葉から、APIサーバーの基本的な要素が axum でどのように提供されているかというお話と、 axum でAPIサーバーを実装する場合の基本的な書き方をご紹介いたしました。 さらに axum 内部での実装についてまで掘り進め、 Handler がいかに上手く trait を活用して実装されているかを解説いたしました。

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今回の UV Study #49 は新米Rustaceanたちへと題して開催いたしましたが、これから学んでいくために必要な言語特有の知識はもちろんのこと、言語に依らない普遍的な考え方をも知ることができるとても意義深い会となりました。 改めまして登壇者の皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。 UV Study 開催時には登壇・参加ともに随時募集しておりますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

▼最新の勉強会情報はこちら https://x.com/uv_technology ▼ユニークビジョンに興味がある方はこちら https://hrmos.co/pages/uniquevision

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