【ワーキング・グループ紹介】最後の砦として案件をミスなく成功に導く

2021.12.28

ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。

事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。

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今回は、わたくしベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、キャンペーン最終確認チームについてご紹介します!

今回インタビューする最終確認チームは、ユニークビジョンの主力サービスであるBelugaキャンペーンを用いる施策が世の中に公開される前に、ユニークビジョンの中で最終的な確認を行うチームです。

ーチームの発足経緯について教えてください。

生田目:キャンペーンの最終確認自体は、当然ですがBelugaキャンペーンのサービスができた当初から存在しています。その当時は、COOの菊池が一人で担当していましたね。私たち二人が担当することになったのは、2020年の6月ごろからです。ありがたいことに沢山使っていただけるようになってきたことに伴って、キャンペーンの数も、一つ一つの規模も大きいものになってきていて、菊池一人で対応しきれる状況ではなくなっていました。菊池の時間が難しかったことと、そもそも菊池がいないと最終確認ができず、キャンペーンをリリースできないという問題が大きくなっていたんです。

私たちが最終確認を担うことになったのは、ディレクターの中でもシステム寄りであったり、キャンペーンのことをとりわけ理解していたりということもありますが、警戒心が強くて心配性な性格ということが大きかったんじゃないでしょうか(笑) ぐいぐいと案件を進めていく他のメンバーに比べて、私たちは「これ本当に大丈夫?」というブレーキがもともと強めではありましたね。

大石:私は今いるディレクターの中でも一番歴が長いので、それだけ仕様を把握できているのも強みかもしれません。生田目はアシスタントディレクターとしてユニークビジョンで働き始めたのちにディレクターとして正社員登用となりましたが、今はシステムが自動で行ってくれるキャンペーン登録の部分をアシスタントディレクター時代に手打ちで入力する業務が多かったこともあり、もともと仕組みの細かいところまで注意して見てもらえていましたし、少しでも気になるところは細かく確認してくれる印象でしたね。

もともと菊池から私に最終確認業務を移行しようという話は出ていたのですが、1社員が一人で担うものとしてはプレッシャーが大きすぎる上に、結局一人でやるのでは大変なことは変わらないのでしばらく実現せずにいました。そんな時に生田目が細かいところによく気づいてくれたおかげでミスなく案件を進められたことが何度かあり、それなら二人に任せよう、ということで本格的に話が動いたのだったと思います。

生田目:最終確認チームが発足するまでは二人とも自分の案件を持っていましたが、今はもう最終確認チームの活動に専念しています。純粋に見ている目も多いですし、菊池一人で対応していた時には気づけなかったようなところも気づけるようになっていて、全体的に良くなっていて嬉しいです。全ての最終確認が菊池一人だけの時には他の業務で横やりが入ることが多かったりして、落ち着いて確認できる時間を確保することが難しかったのですが、今は専任のチームとして存在しているので、チームの活動としてきちんと時間を確保することができています。

大石:最終確認チームが動き始めた当初は、思ったことを断言的にガツンと言える菊池と違って強く言える二人ではなかったこともあり、ユニークビジョンで本当に最後の最後となる最終確認とあまり思われていなかったのか、直してほしい部分を伝えてもその通りに対応してもらえないこともありましたね。結局その後に担当ディレクターが菊池に確認しに行ったりして、最終確認チームの意味がないような状況も多々ありました。今思うと、この二人が最後に確認するというところを信用しきってもらえていなかったのかもと思います。

知識や経験の裏付けがないと本心で信頼してもらえないことは自分達でもわかるので、技術的なことをより理解できるように勉強したり、過去の出来事を踏まえて最終確認に挑むようにしたりしていて、説得力を強化してきた今はしっかり信頼してもらえています。今でも菊池に相談してからディレクターに戻すこともありますが、ディレクターから見て菊池がセカンドオピニオンになるのではなく、あくまでその相談は最終確認チームとして進められていると思います。

ー具体的にはキャンペーンにどう関わっているのでしょうか。

大石:キャンペーンに関わる中で最終確認チームが出てくるタイミングはいくつかあるのですが、メインとしてはディレクターがお客様から依頼を受けて作成したキャンペーンを、ユニークビジョンから外へ出る前におかしなところがないか最終的に確認するところです。

担当ディレクターはお客様との距離が近くなりすぎてしまうので、ディレクターとお客様の両方が誤った思い込みをしてしまうと、間違いに気づくことがなかなか難しくなってしまうんです。キャンペーンシステム全体に対しての知識不足から抜け漏れているところを見つけたり、ユーザーさんあってのキャンペーンなので企業の独りよがりな施策になってしまわないように改めて見直したりと、担当ディレクターの言葉すべて信じすぎずに第三者の目線で冷静にチェックすることが必要です。

生田目:今年からは、フィージビリティの確認も私たちが行うようになっています。キャンペーンの依頼が来た際、実際にお客様に詳細なデータ入稿をお願いする前に、それが本当に技術的・スケジュール的にできることなのか?必要なことなのか?というところもチェックしています。もっと適した実現方法があったり、不要な工程が挟まれていたりすると、実施金額も変わってきます。お客様にとって最適なやり方となるよう、正しい提案に導くことも大事な仕事です。

今動いているキャンペーンの設定を変えるときやトラブル対応の際など、クリティカルにキャンペーンへ影響が出てしまう場面でも私たちが立ち会って進めることになっています。
どの業務についても、最後の砦としてキャンペーンに関わっていますね。

ーチームの中で、大変なことは何でしょうか。

生田目:この仕事は、やはりプレッシャーが大きいですね。キャンペーンの仕組みは多種多様にどんどん進化していていろんなことができるので、キャンペーンごとに使う機能や進め方も全然異なってきていて、考慮しないといけないことは毎回変わってきます。
本当に機能が多くて、柔軟に様々なキャンペーンを作成できる仕組みになってきているので、思わぬところで矛盾が生じてしまうこともあるんです。

ただ、複雑な仕組みや新しい機能を使う時は分からないことが多いのでみんな集中して進めているのですが、よく使われる仕組みであるほど関わる人間が油断してしまいがちなので、基本的な見落としをしてしまわないようによりシビアに目を光らせています。
よく知っている機能だからと高をくくっていると普段では絶対に起こさないような初歩的なミスをしてしまうこともあるので、難しい案件だけでなく単純な案件でも、絶対に気を抜かないようにというのはとても意識しています。
ただ、1案件の最終確認に要する時間が30分程度のものもあれば、3,4時間かかるものもあります。長く続いてくると目が緩くなってしまうので、難しい案件が多い時期など、立て込むとそういった意味でつらいところもありますね…

大石:私はもともとがっつりお客様とのやり取りを持っていたのですが、お客様対応も最終確認も、違うベクトルでどちらも大変ですね。
お客様対応は毎日少しずつ大変なことが刺さってくる印象で、最終確認はキャンペーンに何かあった際に全部自分に大きく刺さってくる印象があります。すべての責任を自分が負わされるという意味ではなく、最終確認は人の子供を預かっている感覚なので、自分が担当する案件でのミスとは違ったショックを感じますね。

ディレクターとして案件を持ってきた経験も長いですが、システムは日々進化していっているので、当時の経験ばかりを頼りにすることはできないです。
最終確認用のチェックシートがあるのでそれを信じつつも、自分自身が感じた違和感は逃さないようにアンテナを立てて、キャンペーンに慣れているディレクターだから大丈夫かなというような色眼鏡も持たず、平等に確認できるよう徹底しています。

生田目:以前はお客様とのやり取りも少々ありましたが、もともとあまり得意な方ではなかったので最終確認チームとして案件に関わる現在のポジションの方が自分には合っていると感じています。
私たちの仕事は最終確認の場でチェックして終了というものではなく、その場で出てきた修正点やお客様への確認事項などの不備を回収しきって、本当の最後まで追いかけることが必要です。忘れがちな人には逐一声をかけたり、確認する時間をその人のスケジュールに入れたり、お客様とやり取りしているメールを確認したりしているので、お母さんというか、小姑みたいな立ち位置ですね(笑)

ーこれから力をいれていきたいことはありますか?

生田目:チームとして目指すところは、インシデント0ですね。もちろん最初からミスなく進むことが一番ではありますが、何かあっても私たちでせき止めて、インシデントのない状態が安定して続くようにしていきたいです。
最終確認では現在12種類あるキャンペーンの仕組みごとに60項目ずつくらいのしっかりしたチェックシートがあり、毎回その全てを確認しているのですが、それをどんどんアップデートしていってより精度高く確実に最終確認を進められるようにしていきたいと思っています。

大石:特にフィージビリティの部分でまだ菊池に確認しながら進めているところがあるので、そこもすべて最終確認チームで完璧にこたえられるようにしたいですね。
また、今はTwitter上のキャンペーンが主ですがこれからはLINE上のキャンペーンも増えてくるので、そちらにも最終確認として関わっていくことになると思います。勉強会に参加したり直近のキャンペーンに触れたりしながら、もっと知識を増やして対応できる幅を広げていきたいです。

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ユニークビジョンでは、最終確認チームを中心に安全で確実なキャンペーンの実施に努めています。ユニークビジョンや最終確認チームの活動に興味を持たれた方は是非ご応募ください!

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【ワーキング・グループ紹介】異なる視点をつなぐ「広報」としての活動

2021.06.18

ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。

事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。

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今回は、わたくしベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、広報チームについてご紹介します!

今回インタビューする広報チームは、ユニークビジョンの取り組みを社内外の人々に知ってもらうために活動している、ユニークビジョンで最もメンバーの多いワーキンググループです。

ーチームの発足経緯について教えてください。

高橋:広報チームの始まりは、僕が広報業務をやってみたい、と言い出したところですね。プレスリリースを書いたり魅力を発信したり、広報のイメージは漠然とではありましたが、そういった活動に興味を持っていました。2017年の夏頃に中途入社しましたが、入社前の面接から広報への興味は伝えていたと思います。とはいっても当時は僕自身としてもユニークビジョンとしてもきちんと広報活動に取り組んだことがなかったので、完全に0からのスタートでしたね。ユニークビジョンには、会社として前例がなくてもやりたいことを伝えていけばどんどん取り組んでいける社風があります。今でこそワーキンググループという枠組みで様々な活動を行うチームが多数存在していますが、当時はその仕組みもまだ明確にはなかったので、ワーキンググループの走りでもあったと思います。

入社して2ヶ月ほど経った時、会社としても数年ぶりだったイベント出展にサポートとして入り、その流れで広報チームとしての活動が始まりました。通常のディレクター業務の延長とはまた違った活動でしたが、新しいことができる機会をもらえたと感じていました。当時は社員数が今の半分ほどしかおらず、他の人たちも個々で色々な業務を行っていたので、自分にも早速その”色々”が増えたんだと思いましたね。
発足当初の広報チームは自分のみで、最初はユニークビジョンとお客さんとでパネルディスカッションを行うような形式のイベント出展を何度か行ったり、広告を回すために各サービスのページを作ろうとしていました。

その後は2019年前半に採用チームが発足したことで、集客のための広報に加えて採用のための広報という視点で矢内を含む採用チームの2名が合流し、2019年後半には担当プロジェクトのプレスリリースを書いていた渡邉がより深く広報活動に関わるため加入しました。2020年にはユニークビジョンで初めてデザイナーを採用したことから2名のデザインチームが発足し、こちらも広報チームに合流して外部に発信する際のデザインやwebサイトの制作を担ってもらっています。
同じ「広報」でも様々な視点から人が集まり、今ではワーキンググループの中でも一番の大所帯になっていますね。

ー具体的にはどんな取り組みをしているのでしょうか。

渡邉:まず一番は、ユニークビジョンがどんなことをしているのか、ということを社外に向けてアピールする取り組みですね。新機能のプレスリリースを出したり、案件をケーススタディに掲載したり、お客様とイベントに出展したり、新しいサービスのサイトを制作したり、記事をたくさん読んでもらえるようにSEO改善をしたり……など、活動は多岐に渡っています。しかし目的はどれも共通で、日本国内でユニークビジョン、そしてサービスであるBelugaシリーズの認知を高めることに重きを置いて活動しています。最近では海外のお客さんも増えてきており、認知拡大のステージはどんどん広がっていると思います。

あとは今現在、ユニークビジョンがどんな仕事をしているのかということを社内で共有するための社内広報にも力を入れ始めています。まだまだ小さい会社ではありますが、実施している案件はスピード感があって数も多いため、プロジェクトからの共有があっても全てを把握できている社員はほとんどいない状況です。そのため、今動いている案件や開発中の仕組みなどを逐次共有することで、他のメンバーが今どんなことに取り組んでいて自分の仕事がどれほどの影響を生んでいるのかなどを社員に知ってもらい、コミュニケーションやモチベーションが向上することを目指しています。

矢内:社内でいろんな人のインタビューを実施したり、勉強会にて広報活動につながる情報の公開をお願いしていたり、案件をケーススタディに載せるため担当ディレクターに許可を取ってもらったりなど、広義の広報としては会社全体で行っています。私たち広報チームは、そういった会社全体を巻き込んだ広報活動を主導する役割も大きいですね。

ーチームの中で、個々で分担している活動はあるのでしょうか。

高橋:僕はお客様と接することが多く広報のほとんどの活動と関わりが深いため、チームのリーダーとして活動しています。発足当初から見てきて、最初は人数が少なかったところに色んなメンバーが入ってきてくれて嬉しいですね。メンバーそれぞれで得意なことが違うので、人数が多い分、分担してそれぞれの分野で活躍できるのが強みだと思っています。僕自身は分析などの領域にはあまり自信がないのですが、文章を作っていくことは得意です。プレスリリースやケーススタディ、自社ポータルサイトの記事など、広報活動の中で活かせる場面は多いと感じています。

中でも今一番力を入れているのはケーススタディですね。自分も含め、周りのディレクターにも事例を集めてもらって高頻度で掲載できるように頑張っています。良い事例を掲載できると、お問い合わせなどで「あのケーススタディみたいな施策がやりたい!」というような反応がいただけるので、新たなお客様との繋がりにダイレクトに影響を感じ、重要さを毎回改めて実感しています。

矢内:私は社内で唯一採用業務をメインとして働いているので、お客様だけでなく採用活動のターゲットとなる転職者・就活生の皆様にも会社の情報を届けられるよう、「採用広報」としての広報活動に取り組んでいます。お客様の中でもいずれは転職活動をするかもしれませんし、今就職活動をされている方々も就職後に私たちのお客様となるかもしれませんので、今だけでなく、後々にも良い印象を持っていただけるように心がけて活動しているつもりです。

取り組みとしては会社のリクルートページに記事を増やしていったり、多くの方に会社の適切な情報が届けられるように既存の記事のSEO対策をしたりなどですね。加えて、数字的なところの管理は比較的得意なので、チームで追っているwebサイトや各記事のPV周りを集計してデータ作成なども行なっています。

渡邉:私は、ディレクター業務ではBelugaの開発チームを持っていて技術寄りのポジションなので、システムや機能面が関わってくるプレスリリースを主に担当しています。社内広報も、私の提案で始まったことなので率先して動いていますね。
社内で他のチームの取り組みをあまり知らないという声が聞こえていたので、まずはいろんなチームの実績や取り組み内容をスライドにまとめて、社員みんなが見えるところで流しています。当初はオフィスの入り口に設置している大きなモニターに表示させるつもりだったのですが、コロナ禍に入りモニターを実際に目にする機会も減ってしまったので、今は毎日実施しているオンライン全社朝会にて流してもらっています。モニターよりも見てもらえているので、結果的には良かったですね。(笑)
あとは自社ポータルサイトで記事を書いたり、矢内と共にSEO対策に取り組んだりもしています。プレスリリースでもポータルサイトでも、ネタがないと何もできないので、広報につながるものを日々探したり作り出したりしています。

ーチームの活動により、会社はどう変わったのでしょうか。

高橋:対外的に色んな施策を打つことで、お客様からの新しい案件のお問い合わせをかなりいただけるようになっていますね。会社の売り上げに直結する部分ではあるので、影響は大きいと感じています。
特にケーススタディやイベント出展は、掲載やトークセッションの後にすぐ反応をいただけることが多いので効果を実感しやすいです。イベントはコロナ禍に入りリアルでの実施が難しくなってしまったのが痛いところですが、社内でも質の高い配信設備を整えている最中なので、オンラインでも続けていきたいと思っています。MarkeZineの担当者さんと仲良くさせていただいているご縁もあり、新機能のプレスリリースをいつも記事として出していただけているのも多くのマーケターの目に届けられるので本当にありがたいですね。

渡邉:社内広報では、どんな機能の・どんな案件を・どんなお客様に使っていただけているのかを周知することで、サービスや会社への理解はより深まっていると思います。
実は社内広報は社員の中でも特に、直接お客様と接する機会のないエンジニアをターゲットとしている側面が大きいんです。サービスの先にいるお客様の解像度を上げられたらエンジニア業務にもメリットばかりなので、そこは気にしていますね。
最近では新機能のリリースを社内でアナウンスする際、担当したエンジニアの名前をより分かりやすく明記するように心がけてくれるチームも増えていますが、それは貢献が埋もれずきちんと伝わるというメリットもありますし、「あの人/あのチームはこんな面白い仕組みを作っていたんだ!」という刺激にも繋がっているんじゃないでしょうか。

矢内:採用のための広報という点では、社員インタビューや社内制度の記事を増やすことでユニークビジョンについて知っていただけるコンテンツが続々と増えています。候補者の方々には面談前に社内の雰囲気や実際の業務内容について知っていただくことができるため、選考に入ってからのミスマッチは減っていると思いますね。面談前にユニークビジョンにご興味をお持ちいただけている方ですと、インタビューからケーススタディまで様々な記事を読んでから面談に参加していただける場合も多いです。前提が共有できているので面談がスムーズに運んだり、以前よりも深いお話をすることができたりと、とても良い影響を感じてます。

ーこれから力をいれていきたいことはありますか?

高橋:チームみんなで注力していきたいのは、自社ポータルサイトのBelugaポータルですね。実は結構前からあったものなのですが、更新頻度がかなり低く、存在してるかしてないか分からないような状態がしばらく続いていました。それを復活させようという話の中で昨年デザインチームが綺麗にリニューアルしてくれたので、今はとても見やすくなっていますし、僕たちの更新に対するモチベーションもかなり上がっています。自社サービスの機能も活用しながら幅広く記事を書いて、たくさんの方に楽しんでもらえるポータルサイトにしていきたいですね。
Belugaポータルだけでなく社内のサービスサイトもデザインチームがどんどんリニューアルを進めていってくれています。いろんな情報が受け取りやすくなっているので、それを必要とする方へきちんとお届けできるような施策を考えて、案件に繋げていけたらと思います。

渡邉:ユニークビジョンのサービスはありがたいことに様々なジャンルの企業さんに使っていただけているので、社員の趣味に関係していることも多いんです。自分の携わった機能が好きなジャンルの案件で使われているようなことがあればモチベーションに繋がると思うので、せっかくなら知ってもらえるようにどんどん伝えていきたいと思っています。
会社全体での広報活動を引っ張る立場としても、社内広報の取り組みとしても、社員みんなには色々なことに興味を持ってもらいたいですね。仕組みづくりやきっかけづくりは広報チーム主導でやっていきますが、社内の様々なことにみんなをどんどん巻き込んで、お互いにもっと知っていったり、良さを生かしていったりできる施策を考えていきたいです。

あとは今の延長だけでなく、もっと派手に何かやりたいなと考えています。事業に生かしていくサポートができるマーケター同士のコミュニティを作りたいなとか、企業の方々とお客様との繋がりをもっと強固に作っていきたいなとか、構想段階ではありますが色々と模索しているところです。

矢内:会社を知っていただいて魅力を感じてもらう、という点で採用活動と広報活動は切り離せるものではないので、どちらも並行して拡大していきたいですね。知っていただけるチャンスはたくさんあると思っています。
ユニークビジョンの仕組みを使っていただいた案件の中には参加者数がかなり集まった有名なキャンペーンも多く、面接の中で過去の事例をご紹介すると「あれもユニークビジョンだったんだ!」と驚かれることがほとんどです。もちろん事例としてケーススタディは出していますがまだまだ一部ではありますし、拡散力も強くはないので、そこで驚かれないくらい広く知ってもらえるようにしていきたいですね。(笑)
今はまだ知られていないだけで誰かのやりたい仕事ではあると思うので、その誰かの目にお届けし、一緒に働いていけたら嬉しいです。

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ユニークビジョンでは、広報チームを中心として社内外に魅力を発信し続けています。ユニークビジョンや広報チームの活動に興味を持たれた方は是非ご応募ください!

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【ワーキング・グループ紹介】バグを減らしてリリースを増やす開発を、会社全体で目指す

2020.12.14

ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。

事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。

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今回は、わたくしベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、DevOpsチームについてご紹介します!

今回インタビューするDevOpsチームは品質の高いサービスを早く届けるために活動しているチームです。

ーまず、「DevOps」とはどういったものなのでしょうか?

岩谷:DevOpsというのは、開発(Dev)と運用(Ops)が協力して、場合によっては一つのチームで業務を進めることで、ユーザーに迅速かつ確実にアプリケーションを届けるための開発手法です。
リリース頻度を上げるとそれに比例してバグが発生する可能性も上がっていきますが、DevOpsを推進していくことでリリース頻度を上げながらも品質を高く維持することが可能になります。
ユニークビジョンでは、開発をサポートする方法論やツールを提供するチームとして存在しています。

ーチームの発足経緯について教えてください。

青柳:ユニークビジョンではもともと開発と運用を明確に連携しようとはしていませんでした。しかしDevOpsの運用に成功している会社で、リリースの頻度がとても高くできているという話をよく耳にするようになりました。それと同時にDevOpsの考え方を用いた良い運用も、世の中にはたくさん出てきていたんです。リリース頻度の向上はユニークビジョンでも常々目標としている課題だったので、ユニークビジョンに合ったDevOps的な開発手法を考えていくチームを発足することになりました。

ー具体的にはどんな取り組みをしているのでしょうか。

青柳:主には自動的にテスト・デプロイ・リリースをするための仕組みであるCI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery:継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の導入を進めています。
ユニークビジョンでは手順が属人的だったり、無駄な工数を使っていたりしていたので、そういった問題を改善するべく取り入れ始めました。
DevOpsチーム主導でCI/CDを全プロジェクトに導入することには、1年ほどの試行錯誤を重ね苦労しました。しかし、いいものを早く届けられるように改善を重ねているので、最近では安定して使える状態になっています。

岩谷:CI/CDが遅くなったり、止まったりするようなことがあれば開発業務に支障をきたしますし、全プロジェクトから一気に苦情が来るので、安定性はかなり重要ですし、気は抜けないですね。(笑)DevOpsチームの3人は開発メンバーとして参加しているプロジェクトが分散しているので、広くいろんなチームの言葉が拾えていると思います。CI/CDでトラブルがあるとエンジニアの仕事が進まなくなってしまうのでプレッシャーを感じますが、たくさん意見をもらえるのは会社全体からの期待値が上がっている証拠だと感じて日々取り組んでいます。

トゥオン:ユニークビジョンでは、各プロジェクトはソースコードだけでなくタスクや進捗の管理もGitLabで行なっています。GitLabには便利が機能がたくさんあるのでもっと活用してもらえたらと思い、毎週月曜日の全社朝会の中で「GitLabニュース」と称してGitLabの様々な機能を紹介しています。その中ではマイルストーンやタイムトラッキング、ラベルなどについて紹介し、その後いくつかのプロジェクトで使ってもらえるようになりました。ここで紹介した機能を活用してもらうことで自動集計されて、ディレクターが何もせずとも進捗や状況を管理しやすくなるツールも作りはじめています。

ー今期はどんな活動を行なっていたのでしょうか?

青柳:今期はCI/CDの高速化や、Rustのビルド高速化、自動テスト普及のためのカバレッジ率の可視化などに取り組んでいました。また、品質向上チームやレビュー改善チームから数値の集計や可視化についての依頼を受けるなど、他のワーキンググループとの連携も多いです。今期では、品質向上チームで指標を立てている開発生産性を自動集計するツールの開発も行なっていました。GitLabから数値を取ってきて各プロジェクトに共有したりグラフ化したりなど、エンジニアではないディレクターにも分かりやすいよう気をつけています。

岩谷:「品質の高いものを早く届ける」というDevOpsの根幹的な考えを加速させていくために、様々なツールやテンプレートをDevOpsチーム主導で作り、各プロジェクトに使ってもらっています。それにより社内でツールなどが統一できているのは嬉しいですね。
最近では画面側のテストまで含めた自動テストを各プロジェクトに導入しました。しかし、自動テストのテストケースはまだ書きづらく工数がかかってしまうので、あまり使われていないのが現状です。テストの工数でいかに人の手を減らして効率良くすることができるか、というのはDevOpsチームの大きな課題ですね。書きやすいテストツールやテンプレートを充実して普及させ、早ければ今期中にでも解決していきたいと思っています。

トゥオン:そうですね、実はツールの作成や導入はDevOpsチーム主導で行なっているものの、それを使うかどうかは今の所プロジェクト次第になっているんです。もちろんあった方がいいと思って提供しているツールなので、どうしたらもっと使ってもらえるかを考えないといけないなと思っています。
そこで、各プロジェクトに入った自動テストがシステム全体のどのくらいのロジックをカバーできているか、というカバレッジ率を今期は追っています。現状を知った上で、どこからアクションをとっていくかをチーム内で検討しています。
せっかくCI/CDを導入してもテスト作成のフェーズが改善していかないと全体が改善していかないですし、また全社で考えていけたらもっと早く進められると思うので、声をかけながら進めていっています。

ーDevOpsチームとして思うことや今後の展望を教えてください。

トゥオン:今のDevOpsチームでは主にCI/CDに注力していますが、DevOpsはCI/CDだけでなくもっと広い範囲で、もっとできることがたくさんあります。まだまだ知らないこともあるので、興味を持ちながら常に勉強していかないといけない分野だなと思っています。広い範囲で活動していくためにも、もっとメンバーがいてもいいのかもしれないですね。

青柳:今後の展望としては、やはりリリース頻度を上げたいですね。1日で数回リリースできる状態を実現できるよう、まずは1日1回リリースを来年中に目指す目標として動いています。CI/CDの導入は完了したので次の課題はまずテストです。先ほどもあったように、自動テストでのカバレッジ率向上のため、現状の把握に取り組んでいます。
DevOpsは世の中ではまだ思想的な部分が多いのですが、きちんと運用できているところはリリース頻度に反映されているなと思います。質も頻度も高く、安定してリリースができるようになっていけばビジネスとしてもインパクトはありますし、会社の価値もますます上がっていくと思うので、大事な目標だと考えています。

岩谷:DevOpsチーム主導で導入してきたCI/CDが、今では社内のエンジニアにとっては存在することが常識という感覚になってきています。先日もランナーを増強して早くなったことで、たくさん喜びの声をいただきました。良い点も悪い点も意見をもらっていく中で、社内のインフラとなっていることを実感し、一日も早く反映させていかなければという責任感がますます出てきています。
DevOpsの根幹は仕事の効率化であり、いかに自動化していけるか、というところだと思っています。今はDevOpsチームが主導して動いていますが、皆がDevOps的な観点を意識して、効率の悪い部分には疑問を持ち、改善を重ねていける環境が理想ですね。そのためにも、引き続き先陣を切ってDevOpsの推進や啓蒙活動を進めていきたいと思います!

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ユニークビジョンでは、DevOpsチーム主導で開発の可視化、効率化を進めています。チームの活動に興味を持たれた方は是非ご応募ください!

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【ワーキング・グループ紹介】品質の高いサービスを提供し続ける会社であるために

2020.11.20

ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。

事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。

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今回は、わたくしベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、品質向上チームについてご紹介します!

今回インタビューする品質向上チームは社内の全プロジェクトをレビューし、ユニークビジョン最大の強みである品質の高いサービスを提供し続けるために活動しているチームです。

ー改めてお伺いしますが、品質向上チームは何をするチームですか?

白石:グループ名の通り、ユニークビジョンが作るサービスにおける品質をより向上させていくことを目的としたグループです。会社全体のプロジェクトについて外からの視点で品質を担保する、言わば第三者機関ですね。
会社全体で品質を担保するために基準を作って各プロジェクトで守られるように管理していくことや、それぞれのプロジェクトで持っているノウハウの共有、スケジュール通りにプロジェクトが進むよう各プロジェクトとコミュニケーションを取ることもしています。
品質向上チームが直接品質を良くするのではなくて、あくまでもプロジェクトが品質を向上させるための基準やツールを提供するチームですね。

ーチームの発足経緯について教えてください。

青柳:会社設立から10年目の2018年初旬、プロジェクトが多くなってきたことにより詳細な開発状況がわからなくなってしまっていました。そのため各プロジェクトがどのフェーズにあるのかをはっきりさせるよう、総括して管理するチームを発足しました。

合わせてリリース時に不具合が起きないよう、それまでプロジェクトごとにチェックしていた部分を社内で共通化する品質シートを作り、統一された観点で品質を担保することも目指しています。
チームとしては全プロジェクトのリリース判定を担うところから始まり、リリース判定会議必須の文化を根付かせるために社内のいたるところにリリース判定の重要性を訴えるポスターを貼っていたこともありましたね。

ー品質チームができて会社はどう変わったのでしょうか。

高瀬:品質チームができてから色々な部分での数値化が進み、見える範囲が広がってきたように思います。
全プロジェクトの進捗を管理していく中で、これだけの工数のものを作ったらどれくらいのテストケースがあるべきか、そこからどれほどのバグが出る可能性があるのか、というようなフェーズ間でのメカニズムがわかってきました。
それを基に、今回はテストケースが足りなかったんじゃないか、などというピンポイントの指摘ができてきています。
品質チームとしても見ていく部分を細かくしていくことで、プロジェクト一覧シートからどんどん形を進化させ、今ではプロジェクト内の各フェーズの進捗がすべて一目でわかるようになっています。

ーチームの取り組みを詳しく教えてください。

白石:主には全体の品質管理、各フェーズでの品質レビュー、リリース判定です。
全体の品質管理という部分では、品質チームで用意した指標に沿って各プロジェクトに
・開発しているものがリリースに向かって漏れなくスケジュール通りに進んでいるのか(進捗)
・開発内容はリリースできる状態になっているのか(品質)
・どれほどのリソースを費やしてどれほどの成果物ができているのか(生産性)
ということを開発フェーズ毎に確認してもらっています。

最近は特に生産性の観点でのチェックを強化しており、開発者側にも意識して進めてもらえる枠組みとして開発生産性指標というものを用意しました。
何人日かけてどのくらいの開発ができたのかということを数値化することで、リリース毎にかかった工数や指標と比較した相対的な生産性が分かってきます。
品質チームはその指標を基に問題ないか確認していますが、もちろん全社員が全プロジェクトの進捗を確認することもできるようになっています。

青柳:品質レビューでは、品質チームで作成した品質シートに沿って、プロジェクト外の目線からきちんとプロジェクトが進んでいるのか、数値的におかしなところがないかを確認しています。

そして社内の最終チェック場となるリリース判定も、私たち品質チームの仕事です。
リリース判定後は社外の方の目に触れるので、品質チームの各メンバーが蓄積してきた今までのノウハウを全て参照しつつ、チェックシートにないことも含めてしっかりと確認しながら毎回緊張感を持って判定を行なっています。

ーチームの中で、個々で分担している活動はあるのでしょうか。

青柳:自分は品質レビューの運営に力を入れています。各フェーズにおいてやるべきこと、用意しなくては行けない資料、開発しなくてはいけない内容などを確認し、次のフェーズの準備まで含めて品質チームのチェックを通過してから進むようにしてもらっています。

高瀬:開発と設計の仕上がりを底上げするために、チェックリストやテンプレートを充実させる部分は主に自分が担当しています。品質チームの活動から得られた品質のノウハウを集約し、具体化させ、全社に還元しています。

白石:僕は最近加入したのですが、各プロジェクトの進捗状況の確認やプロジェクトへの依頼・声掛けなどを主に担当しています。品質チームとして声を上げる以上、説得力を持って間違いのない指摘をできるように品質についてはより一層勉強していかなくてはと思います。自分自身もプロジェクト内のエンジニアとして開発していますが、品質チームの目線から全プロジェクト全体感や進め方を見て理解を深められるのは自分のためにもなると思っています。

ーこれから力をいれていきたいことはありますか?

高瀬:先月までは先ほどの通り生産性指標を作ったことにより、開発フェーズの進捗をよりリアルタイムに見えるようにしてきました。今月からはテストフェーズに注目し、テストの進捗をグラフで可視化しようとしています。
あとリリース後にバグがあってはいけないので、そこは他フェーズよりもより意識して減らしていかないといけないと思っています。 設計フェーズに足りない部分もあると思うので、設計資料の統一など全プロジェクトに影響が及ぶ部分は品質チームで取り組んでいきたいと思っています。

今は品質に関わる様々な可視化を行なっていますが、プロジェクトを進めていく中で自動で数値が取れるようにしていったり、現状だけでなく履歴や推移も見られるようにするなど、ますます進化させていくつもりです。また、品質チームで考えた指標をDevOpsチームが自動化したり、品質チームで発生した問題をレビューチームに依頼するなど他のワーキンググループとの連携も増えているので、そこも強化できたらと思います。

青柳:これからもっと向上させていきたいものは、テストの品質とエンジニアの成長環境です。
テストのチェック観点は品質チームでも現在改善を行なっているところですが、まだまだテストの精度は上がる余地があるので力を入れて取り組んでいます。
エンジニアの成長環境という点では、エンジニア個人の生産性、バグをいかに出さないようにするかというのが今の課題だと思っています。テストで出て来ないバグももちろんあるので、エンジニア個人個人の意識や品質、開発スキルを上げていくことで、全体の品質を上げていきたいです。

本音を言えば最終的にはバグを0にしたいと思っていて、普通に考えたらこの業界的にバグ0なんてほとんどあり得ることではないですが、こういった課題を一つ一つ潰していけば達成することも可能だと思っています。
バグや品質に対して、この規模感で、このレベルできちんと追っていけているのはなかなかすごいことだと思うので、これからもより責任感をもって進めていきます!

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ユニークビジョンでは、品質向上チームを中心として意識が高まることでサービスの質もどんどん高まっています。ユニークビジョンや品質向上チームの活動に興味を持たれた方は是非ご応募ください!

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【ワーキング・グループ紹介】メンバー主体で会社全体のコミュニケーションについて考える

2020.08.30

ワーキング・グループ」とは、メンバーが自分の興味・関心がある技術や、社内の改善点について提案すると、日々の業務時間内でその研究・議論を行うプロジェクトチームをつくることができる、「OPEN & FLAT」を掲げるユニークビジョンで大事にしている取り組みの一つです。

事業企画や採用・広報など、普通の会社だったらそれぞれの部署がありますが、ワーキング・グループとしてチームができることで、「部署が無い=固定した役職者を作る必要が無い」ため、組織がフラットになり、”偉い人”が生まれない仕組みになっています。
”偉い人”がいない、良いことを言う人の意見がフラットに取り上げられる環境を作ることで、メンバー全員がオープンに課題にフォーカスした発言をできるようになり、ボトムアップで会社全体のパフォーマンスが最大化されると考えています。

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今回は、私、ベルーガがユニークビジョンのワーキング・グループの1つ、コミュニケーションチームについてご紹介します!

コミュニケーションチームのメンバー3名に話を聞きました。

ー初めに、コミュニケーションチームの役割について教えてください。

中村 (遥):コミュニケーションチームは、社内のコミュニケーション活性化を目的に活動しています。
もともとは社内の情報共有の仕組みを整備する事を目的として始動したのですが、最近は更に踏み込んで、企業文化の醸成やコミュニケーションの質・量の向上まで関わっていきたいという思いで活動しています。堅い話をするとこんな感じですが、活気のある状態、イメージとしては”常に文化祭の前日の様な状態(笑)”が理想だなって思っています。みんなそれぞれ役割を持って働いているので、それぞれが自分の立ち位置で知恵を出し、協力し合って前に進んでいける組織が作れたらと思いますね。

ー最近、『Belpoi』の導入や『つながりアンケート』の実施など、新たな働きかけを積極的に行っていますが、その背景について教えてください。

中村 (遥):『Belpoi(社内いいね制度)』(Belpoi:社内の誰かの「いいね!」を見つけたら、「belpo」を贈ろう!という取り組み。ユニークビジョンはslack上でこのやりとりを行っています。名称はユニークビジョンの主力サービス Beluga Pointから来ています。)は、かなり前からピアボーナスを送り合うという仕組みに注目していて、同じ様な感じで社内の色々なメンバーが脚光を浴びれるような仕組みが作れたらいいなあと思い、自社に合う形に変化させて導入しました。

ユニークビジョンでは、メンバーが心身共に健康な状態で働けているか調査するアンケートを定期的に取っているのですが、その中で特に「心理的安全性」(みんなが安心して自分の意見が言える環境かどうか)に関する項目を注視していて、直近のテーマとしてこのスコアの向上を掲げています。

それにあたり必要な要素として、”自分のありのままの状態が組織に受け入れられている”という認識が大切なので、その醸成が『Belpoi』の目的の一つです。また、単純にメンバー同士が日常的にポジティブなことを言い合える状態って良いと思うので、それも目的の一つとして運用しています。送られて嬉しいだけでなく、送る側もBelpoiを送るために、仕事をしながら他の人の良いところ探しを習慣としてすることが出来るというメリットがあり、双方に良い影響を及ぼすのではないかと思っています。

今、導入して5カ月位経っていますが、最近は業務の中で「ありがとう。後でベルポ送るねー!」なんていうコミュニケーションが見られるようになったりして、少しずつ浸透が見られ嬉しいですね。もっともっと利用する人が増えて、良いやり取りが増えたら嬉しいですね。

中村(沙):Belpoiのチャンネルでの他の人のやりとりを見て、普段仕事での接点が少ないメンバーの動きを知るきっかけにもなっていたりして、新たなつながりがそこから生まれてくれたらいいなと思いますね。

矢内:もう一つ最近始めた取り組みとして、『社内でのつながりアンケート』というのがあります。
社内の他のメンバーとどの位の深さで繋がっているのか、つながりの深さを数値化し、個人・会社全体でどの様に推移していくのか今後モニタリングしていく予定です。現状、コミュニケーションに関して大きな課題があるという理由で実施している訳ではなく、こういったアンケートを足掛かりに、より強固な組織づくりが出来たらという目的でやっています。

ーすごくアグレッシブに活動しているイメージですが、活動のヒントとなるものはありますか?

中村(遥):色々な情報を参考に、取り組みに活かしていますね。それこそニュース記事を見たり、他社の事例を参考にしたり。自社でも応用できる部分が無いか日々意識しながら情報収集していますね。それと、なるべく社内の色々なメンバーとコミュニケーションを取るようにして、アンケートなどのデータに頼りすぎず、自分の肌感覚でも組織の状況を感じ取れるよう意識していますね。

中村(沙):私も、知り合いの会社でどんなことをしているのか、常にアンテナを張るように心掛けていますね。それで、面白い話が聞けたら具体的に調べて、それをチームに共有してみんなで検討出来るようにしています。

矢内:私は採用チームも兼務しているので、採用とつながる部分で何か参考になる情報が提供できないか、常に考えて動いていますね。逆にコミュニケーションチームから採用に役立つ情報があったら、採用で活用するということも意識していたりします。

中村(沙):私たち個人がそれぞれ考えてっていうのもありますが、代表の白圡もメンバーなので、白圡が面白い情報を提供してくれたりというのも新しい取り組みのきっかけになったりしますよね。

ーチームの活動はいかがですか?

中村(沙):正直、メインのディレクター業務の傍らでやっている活動なので、忙しい時はしんどいですね。最近熱が入りすぎて、若干やりすぎ感があるかな、って思うくらい頑張っています。ちょっとメインの業務を忘れちゃっているような…(笑)

好きだから苦じゃないんですけれど、限られた時間の中でコミュニケーションというなかなか難しいテーマについて考えるので、責任重大だなと思いながら頑張っています。
今は大変な思いで取り組んでいますが、頑張ったら頑張った分だけ組織コンディションに反映されて、より良くなると思っているのでそれを励みに頑張っています。

矢内:私はコミュニケーションが苦手なタイプなので、苦手な側の視点で考えるという立ち位置で貢献出来たらなと思って活動に参加しています。それと、自分自身がまずは動くというか、どうやって個人としてコミュニケーションの量・質を上げられるかなということ意識するようにしていますね。

中村(遥):コミュニケーションの問題って目に見えるものじゃないので、気付きにくいですよね。変化にも気付きにくい。なんとなくとらえている人が多かったり、人によって解釈や反応が分かれるので、とても難しいというのが取り組んでいての印象です。

ただ、仕事を円滑に進めるうえで重要なスキルだと思うので、苦手だから…などの理由で尻込みするのではなく、必要スキルとして頑張って伸ばしてもらいたいなと思っています。これからサポートする方法としてハウツーの発信なども行っていきたいですね。

一今後目指すところ、今後挑戦したいことがあれば教えてください。

中村(沙):やっぱり、私たちが居なくても社内のコミュニケーションについての課題感が無い状態、私たちが卒業できる状態っていうのがベストな状態だと思うので、それを目指して頑張っています。
私たちが下地を作ることによって一人ひとりの意識が変わって、会社全体の雰囲気がより良く変わってくれたら嬉しいですよね。

中村(遥):確かに、コミュニケーションチームが存在しなくてもコミュニケーションが円滑に取れている状態っていうのが理想だと思うので、卒業が最大のゴールですよね。

ちなみに、直近での課題と言っても、ユニークビジョンの場合、メンバー全員がみんな本当に良い人で、現時点でネガティブなコミュニケーションを取る人がいたりなどの悪い要素は無くて、コミュニケーションの量・質を更に上げたいというだけなので、もしかしたら他の会社さんに比べたら恵まれているのかもしれないですね。いわゆる「上司と部下」みたいな関係も無いので煩わしいコミュニケーションも無いですし。

そんな感じで、その時々必要な事を正しく認識し、みんなの行動が変わるようなことを引き続きよりクリティカルな視点で考えていきたいですね。最近は新型コロナの影響で、社内のランチ会や通常行っているイベントが出来なくなったり制限があるので悩ましいところですが。。

矢内:本当にうちの会社は他の会社に自慢できるほど、良い人しかいないですよね。私も採用でお人柄はすごく重視して見させて頂いているつもりですし。ひとつの”ユニークビジョンらしさ”と言えるかもしれないですね。今後”ユニークビジョンらしさ”みたいなところをもっと掘り下げて、言語化出来るようにして、コミュニケーション活性化のヒントにしていけたらというのも考えています。

中村(遥):仕事の中で上手く先に進められなくなる瞬間とか、誰しもあると思うのですが、そういった時にコミュニケーションの下地が出来ていると、誰にも助けを求められないとかそんな事が無く、近くの人に相談してパッと解決するという事がしやすくなると思うので、我々コミュニケーションチームがそのサポートをまずは出来たら良いなと思います。”文化祭の前日の様な状態”が目標なので、更に近づけるべく、活性化、頑張っていきたいと思います!(笑)

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ユニークビジョンでは、社内コミュニケーションに限らず、それぞれのテーマに沿ってメンバーが中心となって活動しています。こういった活動に興味を持たれた方は是非、お気軽にご連絡ください!

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